それでもなんとか生きている

普通の会社員のひまつぶしブログ。みなさんの日常に彩りとささやかな情報提供を。

2021.08.16

今日は午後から半休を取った。好きな場所に来ている。思ったより人出は多く、月曜の平日とは思えない。まだお休みの人もいるのだろうか。

サイゼリヤで食事をする。サイゼリヤは好きだ。いろいろ食べてると1000円超えてしまう。平日はコンソメスープがあることも知った。チーズもちゃんとしているし、ワインがドリンクバーより安いのもすごい。ミニフィセルというパンもサクフワで美味しい。一番頼むのはキャベツのスープかもしれない。あれはとにかくうまい。仕上げはオーブンで焼いているのかな。

自分が痩せこけていた時に食べれたのはりんごと豚しゃぶだった。他のは気持ち悪くて食べられなかったのだ。今はなんでも食べれるようになったので、私にそんな時期があったとは誰も思わないだろう。

高校を辞めて、アルバイトの面接に受かったのがイタリア料理店だった。ピザを窯で焼くお店で、美味しいサラダもあった。そこのおかげで私は社会に戻れたと思う。それからも振り戻されることも多かったが大学にいき、社会人になってきつい思いもし、ヨガの講座を受けて、わりと楽観できる術を身につけた。いまだに揺れ戻しはくるが、それよりも頭痛と体力の衰えを感じる。

世の中は競争社会である。決して優しいものではない。お金がなければ暮らしていけないし、人は勝手に他人に理由をつける。理解できない存在に敬意をはらわない人も多い。

自分たちの権利を守ろうと自分たちの首をしめ続ける人たちの社会で、それにはじかれた人を小馬鹿にするような風潮は"情け"がない。自分たちの"仲間"にだけ情けをかけるような世界では、分断し、見えない人が生じ、健常なはずでも病む人が生まれることは当然のように思う。

17歳の頃の自分にあったら、「少しは楽になるよ、その苦悩のおかげで世の中に染まらなくてすむよ」と言うだろう。

私がそんなことを思い出しながらも、食事を楽しむ人々は笑顔で幸せそうである。しかめっ面をしながら食べているのは携帯を見ているサラリーマンくらいだ。それでも、サイゼリヤはおいしい。一度食べられなくなったからこそ、食事を大切に摂りたいと思う。